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April 24, 2006

奥山達郎さん

と、突然言われても、ご存知の方はたぶんいないと思いますが。
19日午前7時35分、永眠。
42歳、だったと思います。
10年以上前、一緒にバンドを組んでいだギタリストでした。

04年1月、大腸癌が見つかり、同年冬、それが腹膜にも転移。余命1年を宣告される。
癌について自分で徹底的に調べ、少しでも長くかつ質の高い生活を送るべく、様々な制約や制度の不備と闘い、最新かつ高額の抗がん剤治療を自分で納得しながら受け続けた。

銀行マンでありながら、超マニアック・熱狂的なジャズファンで、なおかつすばらしいギタリストでもあった。
あまりに純粋に自分の好きなことに熱中する、「男の子」だった。
その熱中ぶりは闘病でも変わらなかった。とにかく日本最高の抗がん剤治療を施しているという医師の本を全部読みよく研究し、その医師に面接して話をし、治療を受けられるようになった。より質の高い生活を求める癌患者の団体にも参加し、テレビや雑誌のインタビューだって受けた。
最後の最後は、どんな激痛に見舞われても、モルヒネを打とうとはしなかったらしい。モルヒネは心臓に負担をかけるから、余命を縮めるんだそうだ。

状態が急に悪くなったと聞いて、駆けつけようとしたけど間に合わなかった。
木曜夜、仕事を終えてから最終で山形に行き、昔のバンドの仲間たちと達郎さんの思い出を語りながら2時過ぎまで飲み、金曜午前、葬儀場に寝かされていた達郎さんの顔を拝んで、午後には新幹線で会社に戻り、そのまま徹夜勤務。土曜はさすがに一日中寝込んでしまったが日曜は予定通りゴルフに行った。 明日からはまた普通に仕事。
なんというか。Life goes on。苦い言葉だけど真実だ。

それでも、達郎さん、私は、あなたが強く速く駆け抜けてしまった人生、忘れないように、私なりに、がんばります。

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