February 21, 2011

アンドラージュ・シフ Andras Schiff @紀尾井ホール

Schiff_320日夜、紀尾井ホールに母と一緒にハンガリー人の巨匠ピアニスト、アンドラージュ・シフのリサイタルに行って来ました。
母がとても楽しみにしていたベートーベンの後期ソナタ3作。

本当に圧巻でした。
30番、31番、32番の3つのソナタを、休憩なし、観客に拍手もさせずに、弾き切った。
シフの静かな迫力に圧倒され、観客も1時間半近く、咳1つせずに聴き入りました。

ときに即興かと思わせるような、自由自在な曲運び。
この世のものではないような、美しく静かなパッセージ。
フォルテ、ピアニッシモ、ペダルの使い方から和音のわずかなズレまで、おそらくシフによって計算し尽くされた音色。
しかしそれは人の知恵による計算を超越した、深く精神に響く、ソナタでした。
聴き終わったとき、言葉に尽くしがたい、充実した感動で満たされました。

ベートーベンの偉大さを改めて思い知りました。
そして、シフがこんなにすごいピアニストだとは知りませんでした。
地味な濃いグレーの、まるで作務衣のような服を着てあらわれて、ゆったりした服なのに大きなお腹がぽっこり出ていて、額は後退し、もそもそした巻き毛が伸びていて、とんがった鼻とつぶらな瞳で、穏やかな表情をしている、なんともいえない独特の風貌のシフ。
演奏が終わると何度も何度も律儀にお辞儀をしていました。

L1000706これほどの大曲を弾き切った後なのだからアンコールは無しかと思ったら、なんと嬉しい、バッハの平均律!
もともとシフはバッハ弾きとして世にあらわれたピアニスト。私が初めてシフを知ったのも、平均律のレコードでした。
(はい、レコードです)
結局アンコールをバッハばかり3曲も弾いてくれました。もう、大感激。

この演奏会の模様は3月4日(金)23時から、NHK教育「芸術劇場」で放送されるそうです。
かなり前の方にいたから映っているかもw

さっそくコンサート会場でこのCD買いました。
こちら、30番、31番、32番が入っているCDです。
このブログもこれ↓を聴きながら書きました!

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April 20, 2009

キーシン@サントリーホール

母の誕生日祝いを兼ねて、母と二人でエフゲニー・キーシンのピアノリサイタルに行った。日曜の夜だったからか、子ども連れが目立った。きっととてもまじめにピアノの練習をしている子たちに違いない、と、微笑ましい気持ちになる。

曲目はプロコフィエフのバレー「ロミオとジュリエット」から10の小品、戦争ソナタ、そしてショパンの幻想ポロネーズとマズルカとエチュード。
「ロメオとジュリエット」はソフトバンクのCMで有名になった「モンタギュー家とキャピュレット家」も演奏。分かりやすく美しい旋律と迫力ある和音とで素直に楽しめた。
戦争ソナタは、とんでもない大曲。途中で意識を失ってしまった…が、なんだかよく分からないけど凄かった。キーシンがむちゃくちゃ凄いピアニストだっちゅうことだけは分かった。
休憩をはさんで、後半のショパンは知った曲ばかり。特にエチュードは、ポリーニのCDをそれこそすりきれるほど聴いていたので、比較しながら聴く。ポリーニのクールで超絶技巧のエチュードは大好きだけど、キーシンははるかに情緒的で、美しかった。ライブで聴くのなら、これくらいしっとりしているのも素敵だと思う。

しかしもっとも印象に残ったのはアンコール。
なーんと曲目は…
1.ショパン ノクターン8番  ああきれい。
2.プロコフィエフ「4つの小品」op4より悪魔的暗示  うわおぅ
3.プロコフィエフ「3つのオレンジへの恋」より行進曲  おういぇい
4.ショパン マズルカ47番   おおお、まだこんなにたくさん弾いてくれるなんて!
5.ショパン 子犬のワルツ   きゃああああ、こんなに誰もが知っている名曲を!なんてきれいに弾くんだっ音がコロコロコロコロきれい♡ ピアノを習っている姪っ子に聴かせたかったぁ
6.モーツァルト トルコ行進曲   !!!!!ままままさかのトルコ行進曲、まさかのモーツァルト…ペダルはほとんど使わずに、シンプルに、しかしこんなすばらしいピアニストのトルコ行進曲を生で聴けるなんて感動っっ 子供の観客にサービスしたのかなぁ ああしかし、この人のモーツァルト、もっと聴いてみたいなぁ。
7.ショパン ワルツ7番   これも、昔、弾きました、私も。ピアノをある程度の期間習い続ける人なら、誰もが一度は必ず弾く哀しく美しいワルツ。きれいだったよーん。ああなんて貧弱な私の文章力。とっても繊細に細かく細かくペダルを踏んでいた。勉強になるなぁ。ああ、天才ショパンの曲は凡才が弾いてもけっこうきれいなんだけれども、天才が弾くと、本当にため息が出る。

最後の3曲あたりは、弾き終わったら観客ほとんど総立ち。
まだまだ弾いてくれそうでしたが、10時を回って、ついにホールの明るい照明がついてしまいました。
大拍手、大拍手にはにかんだような笑顔で応えたキーシン。とても40歳近いとは思えぬ少年のような風貌。天才少年がそのまま大人になったみたい。女性ファンが次々に差し出す花束やプレゼントをイヤな顔一つせずに受け取るキーシン。

あぁ、いいコンサートだった。母ももちろん大満足。いいバースデープレゼントになりました。よかったよかった♡

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February 12, 2007

「報道に対する脅威」

「報道に対する脅威」
http://www.diplo.jp/articles07/0701.html

私が漠然と感じていた問題を、マジメに捉えて真正面から論じている記事をたまたま見つけました。

いや、「たまたま」というのはウソで、今日ひっさびさにプログ管理画面にログインしたもんだから、何となくアクセス解析を見に行って、生ログなんてものがあることに感心して、ぼーっと眺めて意味が分からなくて、ふとクリックしてみたリンクがこちら。
http://a.hatena.ne.jp/gedoearthsea/simple
そこで、
『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語・電子版
が目に入った。
むかーしむかし、小学生の頃にフランスにいたことがあります。父親が毎日読んでいたル・モンド。それで何となくクリックしてみたら、表題の記事に行き当たったというワケです。
gedoearthseaさん、ありがとう。

私、もうすぐ、テレビ屋じゃなくなりそうなんです。だから余計に気になった。


フランスついでに。昨日、シャルル・アズナブール Charles Aznavourという超大御所シャンソン歌手のコンサートに行きました。
これまた偶然の産物で、金曜夜にタクシーに乗って帰宅途中、タクシージーコムに「ありがとうさよなら日本公演」という情報が流れたのを見てびっくりして、これも親孝行だと思って2万円もするチケットを買って、親と一緒に東京国際フォーラムに行きました。
アズナブールって私の父よりずっと年いってるはずで、まさかまだ現役で歌っていたなんて夢にも思わなくて、きっとよぼよぼのお年寄りがナツメロを適当に歌ってお茶を濁すのかと思っていたら、まあ。

C_aznavour_060814声のハリ、ツヤ。マイクを通してもハッキリ分かる。この人の歌は、この人は、本物だ。
足取りも軽やかに、失われた青春を嘆く歌から失恋の歌失恋の歌失恋の歌、滑稽な売れない歌手の歌や少し宗教がかった歌、次々に休み無く歌い続ける。
知っている歌はほとんど無いのだけれども、それでも感動した。
いったいこの人は何歳なのか、終了後、3000円もするプログラムを購入して、経歴をよくよく見ると・・・
1924年生まれ。

え。

ことし83歳ってことじゃん。

ありえなーい

誕生日を迎えたばかりの父が、真剣に、「自分ももっとがんばらなければ」という気持ちになっていたのが、予期せぬ収穫だった。
なかなか良い日曜日でした。

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July 31, 2006

フジロック初体験・・・いやとにかくすごかった。いろんな意味で。

3日間で13万人もが参加するというロックフェス、フジロック2006に行って参りました。
といっても土曜の一日だけ。
ことしで10年目なんだそうで、Red Hot Chili Peppersが目玉アーチスト。このレッチリ目当てに、バンド仲間総勢7人で。レンタカー借りて。麦わら帽子買って。ウェストポーチ買って。ビニールシートとか小さな折りたたみイスとか雨合羽とかランタンとかいろいろ詰め込んで。

まあとにかく仲間に誘われるままによく把握せずに行ったんですが・・・参った。
何に参ったって、まず人が多い。そして、ありえない広さ。
場所は苗場のスキー場。スキー場の、ある程度平らなところ6カ所にステージが点々と設営されて、駐車場からお目当てのステージにたどり着くまでにゆうに30分は歩いたでしょうか。その6つのステージで、いろんなバンドが、朝から晩まで、ライブやるんです。ステージからステージへの移動だって遠いのなんの。
おみやげのTシャツ屋もディズニーランドの人気アトラクション並みに人がならんでいるし、食事は大きめの露店があちこちにたくさん出ていたけどえらく混んでるし・・・
トイレだって20分くらい行列だ。
広い野外に、雑然とビニールシートを敷いてみんな思い思いにビール飲んだりライブ聴いたりしてるんですが、私らが到着した昼過ぎには、メインステージの観客エリアにはもうほとんどあいてるスペースなし。ううう。

次に参ったのは、雨。ひどい雨。雨、雨、雨。いやー、山をナメてはいけませんね。
あまりにずっと降り続いたので、耐えかねて、臨時のテント作成。ビニールシートを、ゴミ袋裂いて作ったヒモで、木の幹に結んで、仮の宿を作りました。これがなかなか快適。
雨に濡れないって、なんてありがたいことなんだ!!!
身にしみました。涙。

そんな状況なもんだから、あちこちステージ歩き回る気力も起きず、夜9時半から始まる予定のレッチリをひたすら耐えて待つだけ。

と思っていたら、けっこうね、いいバンドが出てきました。メインステージだからかもしれないけど。
一番よかったのは、The Hivesというバンド。初めて知った。ヨーロッパっぽかったけど、どこのバンドだろう。と思ったら、スウェーデンのバンドでした。CD買わなきゃ。
往時のThe Whoを思い起こさせるような超ゴキゲンなパンクロック。全員、黒のシャツに黒のパンツに白いズボンつりに白いスカーフよ。ボーカルが可愛かった〜。ベースの名前はDoctor Mass Destructionだそうで。絶対に覚えろ、と、ボーカルの子が言ってました。
不思議なもので、というか当たり前なんだけど、いい演奏は客をひきつけるんですよね。いつの間にかステージ近くの「立ち見スペース」は人だかり。私も飛んだり跳ねたりして、しばし雨を忘れた。

あと記憶に残っているのは電気グルーヴ。いっちゃん最初にN.O.とShangri-Laという最大のヒット曲を演奏、それでワラワラと客が集まってきて。Shangri-Laはちょっと想い出の曲なので(笑)、私もワラワラとステージ近くに集まっていきました。ロックフェスってことを考えると、なかなか戦略的な曲順だと感心。その後は電気グルーヴの世界にどっぷり。テクノはビジュアルのCGも楽しいね。

で、いよいよ、レッチリ。

こいつぁマジすごかった。写真とりましたので、後でアップします(多分)。
何がすごいって、いや、もちろんね、演奏はサイコーでしたよ。雨と寒さと空腹に耐えて待った甲斐があった。
40過ぎとは思えないハードな演奏とハードなステージ。ボーカルのアンソニー、最後は破けたTシャツ着て腹みせてましたが、脇腹は百科事典といっても過言ではない(腕や胸は筋肉隆々なんですけど)。そんな彼らの姿が、ハッキリと分かるくらい近くで見えましたよ。めちゃかっこよかった。

いや、それよりも、何がすごかったって・・・
年甲斐もなく、初めて、立ち見オンリーのめちゃ盛り上がるライブっていうものを経験したのですが。
マジ怖かった。
まず、満員電車なんです。
それが、バンドが出てきた瞬間、うねり始める。後ろから前から左から右からものすごい力でうねる。
そこで思ったのは、「なるほど、人気ロックバンドのコンサートで観客が将棋倒しになって死ぬっちゅうのはこういうことか」と。人生勉強その一。

とにかく最初の4曲くらいは、その満員電車をどう生き抜くかで必死で、演奏なんて楽しむ余裕ゼロ。満員電車でタバコに火をつけるバカがいると思ったらマリファナのにおいがしてくるし。一緒にその混乱に突入した友達とは引き離され、でも一生懸命探していたらまた見えて、うねりに乗っかりながらも少しずつ近づいてようやく再会できて。その後はとにかく意地でも離れぬよう必死。

で、少し慣れてくると、ルールが見えてきた。人生勉強その二。
まず、人のことを考えなくてもいい。見ず知らずの前の人の肩に手を当て背伸びしてステージの方を覗いてOKだし、どうも危ないと思ったら腕とひじを使って周りを押しのけなきゃいけない。
そして、皆と同じ動きを心がける。みんなが跳ぶときは、一緒に跳ぶ。じゃないと、前の人の肩がアゴに入ったりします。疲れていようが何だろうが、とにかく、一緒に跳んで頭を振り回していた方が安全なのであった。

そして、その満員電車のすき間のところどころに、屈強な係の人がいるのに感動しました。
やばい雰囲気になってくると、でかい兄ちゃんが、特に暴れてるヤツの顔に強力懐中電灯の明かりを当てる。周りがちょっと冷静になるんですね、そうすると。もっと前の方ではペットボトルの水が時々飛んでたけど、これも観客をクールダウンさせるためにワザとやってたんじゃないかと思う。

で、まあ、ルールが見えてきて、ようやく、ライブを楽しむ余裕が出てきました。やっぱすげー。感動。
がんばって、よかった。ほんとに。

ステージ終了は夜11時過ぎ。出るのが一苦労でしたが、1時半くらいに宿にたどりつき、ちょっとビール飲んで仮眠して・・・日曜仕事だった私は朝イチの新幹線で帰ってきました。明日もお仕事なので寝ます。とにかくこの感動を忘れないうちに書き留めておきたかったので、珍しくエントリでした。レッチリ満員電車の写真だけは近々アップしたいと思ってます。だらだら長くなっちゃってすみません。また来年も行きたい、と思わせる、お祭り騒ぎでしたとさ。

ではおやすみなさい。

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March 24, 2006

還暦ストーンズ

060322
一生のうち一度くらいはナマで見た方がいいものがあるでしょう。ナポリとか。日光とか。
で、行ってきました、ローリング・ストーンズ@東京ドーム。最初は見たことも聞いたこともない前座がなんだか6曲か7曲か延々やってて。3人編成のシンプルでわりとキャッチーなハードロックバンドでしたが。いつまで続くのか不安になっていたら、ようやく終わって。で、当然、セット入れ替えでまた30分くらい待たされて。
19時開演が、20時すぎてもまだ始まらない。えーいちくしょう。やっぱり還暦過ぎちゃったじいちゃんたち、そんなに長くは演奏してらんねえのだろうか。ううう、S席1万7500円、高かったよぉ。しかもアリーナですらないんだ。1塁側の外野席ってところか。要は最新のケータイでズーム使ってもこんな写真しか撮れない場所なのだ。
と、一緒に来たバンド仲間とぶつぶつ愚痴が多くなってきたところで・・・


出てきました、ミック様。
060322Mick
うぉっっっっっ
ナマだナマのミックジャガーさまだ。
なんなんだ、鳥肌たったぞー
めちゃめちゃカッコいいぞーなんなんだいったい
ものすごいオーラだ
登場した時は真っ赤なジャケットに黒いピタパンに黒タンクで、手をあげるとヘソ出しなの
いやー、すごすぎーーー だって還暦すぎてるんですよ
スタイルはバレーダンサーみたいでした。足が細くて体が締まってて。もちろん体をひねりながらの独特のステップはバレーとは似ても似つかぬものでしたが・・・。

感動のあまりどの曲でスタートしたか覚えていませんが、Start Me Upだったかな?
とにかく。ロックが好きな人なら聞いたことがある曲ばっかり。新曲も少しだけやったけど。
私がいちばん感激したのは、Sympathy for the Devil で、もともとすごく好きな曲なのですが、ミックさまが黒緑色に光るビロードの帽子とビロードのジャケットを来てあらわれたのが、もう、めちゃかっこよかった。涙。


で、途中、こんなご愛嬌も。
060322Keith
変テコギターおやじのキース・リチャーズが、歌いました。
これがなんというか、すごかった。
・・・いや、あの、すごい、下手、なんです、歌が。
一緒にいた友人は、「ストーンズの中居くん」と命名。

しかしこれもまあ還暦の貫禄といいますか、名人芸といいますか、なんというか、もう、人間国宝並みの名人、なんだから、何をやっても許されてしまう、みたいな、微笑ましさといいますか。いやー、しかし2曲も歌うとは思いませんでしたよ。


気を取り直して、ミックジャガー再登場。今度はギターを手に。
名人ギタリスト2人がもはやまともなリズムギターは弾けない、ということではないのでしょうが、明らかに一人だけ体の鍛え方が違うミックは歌もギターも張り切っていました。
060322Arena
途中、ステージの真ん中がぐぐいっとせり出してきて、アリーナ後方まで移動。後方席の人がすごくうらやましかったー。フィールドの一番手前まで動きましたよ。普通に一番前の席にいるよりも近くに見えるんですよ、絶対。


知ってる曲ひととおりやって、ステージ終了。たっぷり1時間半以上、やりましたよ。いやー、感動感動。
あれ、アンコールに何やるのかなぁ、なんて思っていたら、すぐに始まりました。時間が遅かったからですかね。あんなにすぐに始まったアンコールなんか記憶にないですね。
で、You Can't Always Get What You Wantをみんなで大合唱して、シメはSatisfactionでした。
キャー。もう。それがあったか。


終わったら22時たっぷり過ぎていました。2時間のステージ、走り回って魅せてくれたMick Jaggerのプロ根性に脱帽。いや確かに途中で中居くんが歌った時はちょっと休憩してたけどね。

うんうん、やっぱり、「ローリングストーンズを見て死ね」という格言は成立するのではないかと思ったゆびとまでした。
ていうか、もう一回くらい行ってもいいかも!


電脳東京さまのエントリにTBさせていただきました。

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September 12, 2005

お気に入り

最近のお気に入りはサンボマスター
日本語がとってもはっきりしていて、古くさい感覚の私もしっかりついていけます。
サンボマスターも、コンプレックスをエネルギーに変えて叫んでる系です。
同じコンプレックスをエネルギーに変えて叫んでる系のBen Foldsが、もうすぐ来日。一人で観に行くのがイヤだったからチケット買おうか迷っていたけど、最近なんか妙に自分のノリがよくて、一緒に行く相手を見つけないまま2枚買ってしまった。誰を誘ってみようかなぁ。

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June 21, 2005

バトンが二つも来ている!

なんだかとってもとっても久しぶりに自分のブログをチェックしてみましたら・・・
なななんと。
先日、ミズマタのチチならぬミズタマのチチさんのエントリで見かけて、すこーしだけうらやましい気がしていた「ミュージカル・バトン」が、なんと、こんな私のところに2つも回って来ているではありませんか!
さいもんさん、ウエダさん、お久しぶりです!!)

ご参考:
はてなダイアリー Musical Batonとは
要は、いまパソコンに入ってる曲の容量とかこだわりの曲とかを列挙して、最後に5人の知り合いのブログにバトンを回す、というものです。

個人的には面白い企画だなぁと思ったので、特集制作明け&失恋でボーッとしているからっぽの脳みそをしぼってエントリを立てることにしました。
まずはご迷惑をおかけする5人の方々。特に深く考えずに最新エントリなどにTBさせて勝手に頂きます。どうもすみません。

バイオティックレイヤードウエダさんのご要望におこたえして、木村剛さん・・・に渡そうと思ったら既に他の人からバトンを受けエントリをたてた後でした。たいへん失礼いたしました。昔は長髪で自作のフォークを歌っていたという木村さんらしい選曲です。
あと5人・・・んー。
1. 最近ヨーヨーマでつながった善福寺手帳さん。
2. 昔のザ・フーつながりWho's Generationさん。
3. 芸術関係もろもろ、けっこう趣味が広そうなくりおねあくえりあむさん
4. 先日お会いし損ねたガ島通信さん
5. 比較的最近TBをいただいたjizoさん。映像のプロだから音楽もいろいろと面白い考え方を持っているかも、と、勝手に期待してしまいました・・・。
スルーしていただいてももちろんけっこうです。すみません。

<追記6/22 01:00>くりおねさんが既にほかの方からバトンを受けていたこともあり、また選曲途中でとても大切なひとを思い出したので、その方に試しにバトンをお渡ししてみることにします。
3. さん
涼さんがいなければ、きっと9.11の話をブログでする気にはなりませんでした。<追記終わり>

では。

■Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
1237曲、5.06GB


■Song playing right now (今聴いている曲)

724357445726
Andante Spianato And Grande Polonaise Brilliante Op.22 In E Flat
Samson Francois
Chopin Piano Works - Samson Francois (Disc 2)

このサムソン・フランソワというピアニストは、フランス人で、多分もう故人ですが、本当に魅力的なショパンを弾きます。なんというか、普通でない。ものすごく知的でおしゃれで、到底マネできない。多分マネしようとしてもダサダサになるだけ。
中学か高校の頃、ショパンのワルツを一生懸命練習していた時に母がレコードを買ってきてくれたのが初めて聴いたフランソワでした。
その人のショパン全集を、ごく最近友人に借りて、ディスク10枚全部iPodにぶちこんだ。
仕事で集中したい時とか、心がささくれだってなんとなくショパンが聴きたい時とか、ちょくちょく聴いています。
上記の曲は、ポロネーズの中でもまたなんともロマンチックで素敵で華やかな曲です。死ぬまでに弾けるようになれたらなんて素敵だろう、と思います。


■The last CD I bought (最後に買った CD)

B000065EMR
Red Hot Chili Peppers "BY THE WAY"

最近、レッチリをバンドでコピーしてます。バンドでやるまでレッチリは聴いたことなかったんですが、聴いてみるとけっこう好みのロックだった。
この人たちはライブがものすごーーーーーくカッコいい。もういい歳なんだけど、とってもおバカになりきっていて、しかも演奏はめちゃ上手い。なんというか、「ロックしてる」って感じです。DVDが出ているので、おすすめ。


■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聴く、または特別な思い入れのある 5 曲)
これは難しいなぁ・・・。思いついたままに挙げてみます。

Return To Forever
"SPAIN"
チック・コリアは永遠の憧れのピアニストです。ラテンとクラシックとジャズを融合したような、とっても分かりやすく個性のあるピアノで、ジャズ初心者だった私にはとてもとっつきやすかった。


Ben Folds Five
"UNDERGROUND"
こちらはピアノロック。下記エントリに詳しい思い入れを書いています。
http://ubitoma.cocolog-nifty.com/ubitoma/2005/02/ben_folds_five.html


Pat Metheny Group
"PHASE DANCE"
これ、学生の頃にコピーした。ライブ盤のライル・メイズのソロを完コピしました。あの頃はヒマだった。
その時のバンドのギターにコクられて断っちゃって、その後、ベースと付き合い始めたら、バンドは消滅してしまいました。当たり前か。


The Who オフィシャルサイト
"WON'T GET FOOLED AGAIN"
http://ubitoma.cocolog-nifty.com/ubitoma/2004/07/the_who.html
http://ubitoma.cocolog-nifty.com/ubitoma/2004/07/the_who_2.html
http://ubitoma.cocolog-nifty.com/ubitoma/2004/08/post_7.html
ザ・フーについては3つもエントリを立ててました(笑)
ではなぜこの曲か。
9.11のテロが起きた時、私はニューヨークにいました。この目でタワーが崩れ落ちるのを見るという経験。
疲れと興奮と怒りとがさめやらぬ2001年10月20日に、ニューヨークで開かれたチャリティコンサート。クラプトンやマッカートニーやビリージョエルやキースリチャーズやとにかく英米ロック界の超重鎮と、Destiny's ChildsとかKid RockとかGooGooDollsとか当時のヒットチャート常連が一堂に会して大コンサート。多くの殉職者を出した警察と消防の関係者を招待して派手にやった。
その時まで私はザ・フーの曲なんて全然知らなかったんですが・・・
彼らが巨大な英国旗ユニオン・ジャックをスクリーンにしょって現れた時のド迫力といったら。圧倒的存在感。観客の盛り上がりもハンパでなく。そこでBaba O'Reilyを演奏しおわった瞬間、ユニオン・ジャックが米国旗Stars & Stripesに変わり、始まったのがWon't Get Fooled Again. 「もう二度と騙されないぞ」。
(余談ですが、英国旗が米国旗に変わる瞬間には思わず感動したものです。こんなところでも、イギリスとアメリカの関係の深さを本当に実感した。あの時のイギリスの対応は政府も民間も本当に早かった。)
とにかく長くなってきたのでシメますが、「もう二度と騙されないぞ」という曲、あの時は「テロ組織なんかの騙し討ちに、もう二度とあってたまるか」という気持ちで聴いていたのに・・・
その後のアフガン空爆そしてイラク戦争へとなだれこんでいった。
結局騙され続ける私たち。


さあだんだん疲れてどうでもよくなってきたぞ。ここまで読んでくれたあなたはかなりヒマなひと?
最後の一曲・・・
急に思い出しましたが、スターダスト・レビューの「木蓮の涙」。最近CMソングでリバイバルしてるらしい。アルバム「SOLA」のサンプル版を誰かに無料でもらって、引っ越したばかりでCDも少なくてしょっちゅう聴いてたんですが、ちょっと寂しい時期に、けっこう心に沁み入る曲でした。


気がついたらクラシックが一曲も入ってないっっ


■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
エントリ最初に書いたので略。

こんなに時間かけてブログ書いたのは久しぶりです。いやー、疲れた。

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June 13, 2005

近況〜年金から音楽そして

すっかりブログサーフィンからもご無沙汰してます。公私ともにいろいろありまして、何も整理がつかないので、何となくブログに向かう気もしなかった。

久々にミズタマのチチさん(どうでもいいですが、いっつもミズマタのチチと間違えそうになる)のところを読みに行ったら、asahi.comの記事が紹介されていました。最近ほんとに鈍くて、こーゆーことに気づくのが遅いです。面目ない。
公的年金タスクフォースに何となく漠然と関わっている身としては、なんというかなんともいえないですが、あれだけ熱心に真剣に取り組んでいたチチさんのエントリには物静かな凄みを感じました。しかし朝日の記事はあらゆる意味で当然の帰結で、何と言うかとにかく我らは我らが出来ることを引き続きやってみてはどうだろうか・・・不真面目で無責任な言い方でチチさんには本当に申し訳ないですが。
一方、McDMasterさんがさっそくそのタスクフォースのサイトに冷静な記事をアップ。さすがですね。

近況その2。最近クラシック音楽に凝っています。もともとクラシックのピアノを長く習っていたこともあり、それなりに親近感はあったのですが、まあ早い話が気の合う男友達がCD貸してくれたりコンサートによく誘ってくれるようになったりしたことがけっこう大きい。その友達(長年、彼女と同棲中)んちでちょっと弾いたらウケが良くて、またがんばろうという気になったりして。
でその友達が貸してくれた漫画「のだめカンタービレ」がすんごくおもしろい!

少しでも音楽に興味がある人、クラシック知らなくても楽しめます。これはかなりおすすめ。もう12巻まで出ている人気コミックで、何を今さら、ではありますが・・・

音楽っていうのは、微妙にすさんでるプライベートをいやしてくれるんですよねぇ、これがまた。年とったのかなぁ。

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June 01, 2005

ヨーヨー・マ会見 邦訳付き

たいへん遅ればせながら、5月18日のヨーヨー・マ来日記者会見の内容を和訳してみました。
なにしろ哲学的な話が多くて・・・
どう考えても、わたしが普段生きている世界とは精神的に少なくとも2段階くらい上のレベルの世界に住んでいる方なので、正確に訳せた自信はゼンゼンありません。分かりにくいところはかなり意訳してみました。

<追記 6/1>このエントリは善福寺手帳さんにTBさせて頂きました。

Continue reading "ヨーヨー・マ会見 邦訳付き"

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May 19, 2005

役得でヨーヨー・マの生演奏を間近で見ました

レコードデビュー25周年を記念して来日中の世界的に有名なチェリスト、ヨーヨー・マが記者会見を開きました。
用もないのに名刺一つでこーゆーものを見ることが出来るのは、ホントに役得です。たまたま時間が空いたので、直接自分の仕事とは関係ないのに、行ってきました。あの有名な江川紹子さんもいたのにビックリ。彼女、相当ツウのクラシックファンみたいでした。
そして主役のヨーヨー・マ。記者のありがちな質問に対し、何と言うか精神的に一段高いステージから哲学的な答えが返ってくる、というような会見でした。ほんの一瞬ですが自分も視野が広がってステージいっこアップしたような気がした。本当に一流の人ってやっぱりすごいんですね。以下、趣味で会見をおこしました。ヒマがあったらいずれ和訳します。


2005/5/18 レコードデビュー25周年 ヨーヨー・マ来日記者会見 @ホテル・オークラ

First of all, if I could thank everybody for coming today, I just found out yesterday from my manager Toshio Watanabe that this is my 25th trip to Japan. I’d like to thank ladys and gentlemen of the press for being here today but also the music loving public for having come to concerts for all of these years.
Coming to Japan is always very special for me, not only are the audiences incredibly intense and focused, the halls are beautiful, the food is great, but most of all, I love this country.
I love this country because I’ve learned so many things about its culture, and I have met so many people that have guided me into the culture, so that I feel that over the last 25 years, I have received yet another university education.
So as I am entering my 50th year, which I share with my brother Mr. Suzuki who spoke earlier on, are you still here?, I wanted to, okay, happy birthday brother… I wanted to start by playing Bach, music that I started with when I was 5,4 years old. To go back maybe for the 3rd time to reinvestigate this wonderful music because it has so much spiritual content, and it’s music for contemplation, of appreciation, and there is no better place for me to think of starting that this tour in Japan.
So thank you.
Q質疑応答。・・・これまでの25周年を振り返ってみていかがでしょうか。またこれからの活動についてもお聞かせください。
(笑いながら時計を見る)I have 25 seconds, right?
I will try as quickly as possible. I think that, in 25 years of recording, resulting just now in the Cantabile album but also the NHK series, I think I cannot have done any of this without the full support of Sony Classical to which I am very very greateful.
25 years is maybe one biological generation, but its 50 computer generations.
Within Sony Classical, there have been a number of heads. Every single one and the team have always been encouraging in terms of pushing the boundaries to try to support and to explore music that exists all around.
For me, there is no separation between tradition and innovation, because I feel that every tradition is actually the successful and sustained invention.
So for example, Japanese melodies, one of the first recordings that Sony asked me to make, I was introduced to one of the best composer in Japan Michio Mamiya, who did the arrangement, I was introduced to the Shakuhachi for the first time, an instrument I love, which made me continue to want to explore where does the Shakuhachi come from. Why, where, what are the roots of this music, for what purpose does it serve, and I think these led to eventually 20 years later to the beginning of the Silk Road project.
So, I can go on and on, Isaac Stern, who was a great teacher, who basically understood the last century and the century before, I was able to record with him.
I made recordings with my good friend Emmanuel Ax, the pianist, we did explorations of music with Bobby McFaren, the singer, fiddling music, which led me to explore baroque music with Tony Cockmann, on and on. Argentinian, Brazilian music. You know, it just goes on. And I think all of these fit into the idea of world classical music. That’s interrelated.
In terms of plans for this next year, very briefly, I’m gonna play Bach suites, and explore that in other places, in America, at Carnegie Hall, in Europe, in China, which is one part of the year.
Another part of the year, I’m very excited that the Silk Road project has made a 5 year collaborations with 2 institutions. The first is the Rhodes Island School of Design. It’s creative art school. And the 2nd is Harvard University.
So on the one hand, we’re trying to think about how to develop things with the creative intensity of an art school, and on the other hand, we’re trying to understand and learn from the depth and breadth of a great educational institution.
And the last part is that, I’m coming back to Japan next June with one of my favorite musicians David Zinman who is a great teacher of mine. He’s conducting the Tone Hammer Orchestra and we’re just going to have a lot of fun making music. I’m sorry I spoke too long.

J Wave DJ チェロとはどんな存在?恋人?表現者、代弁者?どんな関係?
That’s a very interesting question. I think cello for me is a means of exploration. I think it’s an instrument. So I don’t think of the cello that has the ideal sound of cello-ness. But rather, some people say that the cello can really refer to the range of the human voice spectrum. From soprano to bass. So I think thru the instrument I hope to express the voices of other people who have either exist now or in the past, who may be near or far away.
What I’m still working on is that when I’m sitting on a plane with the cello next to me, is that the cello gets a free drink. But that hasn’t happened yet.

NHKディレクター ヨーヨーマさんにとってシルクロードの魅力とは。また、その魅力をどう音楽に反映していったか。
I think one of the things that we are all concerned about today is that, how we’re going to share the world’s resources and treasures with an increasing population.
I think, music is one of the best ways to code our inner lives. To code, to describe what happens on the inside.
So if I know what you love what is precious to you, and you know what is precious to me, and if we meet, we will start a better conversation.
So with the increasing capability of communication, you may be my neighbor next door or you may be my neighbor far away, but there is a good chance that we will actually meet. And I think we want to make sure that when we meet, we have the best conversation possible.
So in the next 25 years, we will have 2 more billion people. And many of those people will be coming from the Silk Road regions.
And I think what NHK has done, which is so remarkable, is that they’ve committed huge talent and resources to making this very very large series in order to understand how the land and the people interact culturally how they not only existed in the past which is always interesting, but also how this is going to play itself out in the future. And we only need to look at the news to realize how important it is to understand this. And to be able to do that in a cultural way, I think is, one of the important ways of achieving this kind of good conversation.
So congratulations to NHK.

Q東京FMラブ・ジ・アース。もし何百年も先の未来の子供たちに向けて、何かの形で何らかの方法で、一極だけ、いま地上にある音楽を一曲だけ送り伝えることができるとしたら、何を選びますか。そしてその曲を、未来の子供たちに、どんな時に聴いてほしいと思われますか。
Like a time capsule, right?
I think the best music is the music that people make themselves, that is understood by the people that are around, that can best describe what they most need to feel and to be comforted by.
I’m a father, I have two children, my wife says the best thing we can do as parents is to give our children tools to deal with the world that we’re not going to be able to see.
So if we leave enough clues on how you think today or how we think as a group today, maybe if they need to find out, that’s made available. But it’s their choices and their tools because they have to make the world make sense during that generation. And the best thing that we can do is just to leave a little trail of evidence so that they can find out what they need to.
I hope that answers your question.

Q江川昭子 バッハを聞いたが、5年前の演奏とずいぶん変わったように思える。バッハの解釈を変えたのか。
You heard earlier on the beginning of the enchantment CD. There is a voice of Ali Mccarfin singing. He is always singing the music of Ajabaja, Mugam music. He is always in a state of transcendence.
What I’ve learned from the last 5 years is, one, there is an infinite variety of possible human expression and invention.
But the goals are pretty much always the same.
We all want to feel somehow at various moments together. It’s part of a community.
We want to feel understood. We want to be curious, but not scared. I think these five years have taught me many many things, but I think the most important is that, if you can’t change the world around you, you can change your own mind.
So if your mind has the right attitude for that piece of music, nothing can go wrong.
So you get just a momentary point of freedom.

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