February 12, 2007

「報道に対する脅威」

「報道に対する脅威」
http://www.diplo.jp/articles07/0701.html

私が漠然と感じていた問題を、マジメに捉えて真正面から論じている記事をたまたま見つけました。

いや、「たまたま」というのはウソで、今日ひっさびさにプログ管理画面にログインしたもんだから、何となくアクセス解析を見に行って、生ログなんてものがあることに感心して、ぼーっと眺めて意味が分からなくて、ふとクリックしてみたリンクがこちら。
http://a.hatena.ne.jp/gedoearthsea/simple
そこで、
『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語・電子版
が目に入った。
むかーしむかし、小学生の頃にフランスにいたことがあります。父親が毎日読んでいたル・モンド。それで何となくクリックしてみたら、表題の記事に行き当たったというワケです。
gedoearthseaさん、ありがとう。

私、もうすぐ、テレビ屋じゃなくなりそうなんです。だから余計に気になった。


フランスついでに。昨日、シャルル・アズナブール Charles Aznavourという超大御所シャンソン歌手のコンサートに行きました。
これまた偶然の産物で、金曜夜にタクシーに乗って帰宅途中、タクシージーコムに「ありがとうさよなら日本公演」という情報が流れたのを見てびっくりして、これも親孝行だと思って2万円もするチケットを買って、親と一緒に東京国際フォーラムに行きました。
アズナブールって私の父よりずっと年いってるはずで、まさかまだ現役で歌っていたなんて夢にも思わなくて、きっとよぼよぼのお年寄りがナツメロを適当に歌ってお茶を濁すのかと思っていたら、まあ。

C_aznavour_060814声のハリ、ツヤ。マイクを通してもハッキリ分かる。この人の歌は、この人は、本物だ。
足取りも軽やかに、失われた青春を嘆く歌から失恋の歌失恋の歌失恋の歌、滑稽な売れない歌手の歌や少し宗教がかった歌、次々に休み無く歌い続ける。
知っている歌はほとんど無いのだけれども、それでも感動した。
いったいこの人は何歳なのか、終了後、3000円もするプログラムを購入して、経歴をよくよく見ると・・・
1924年生まれ。

え。

ことし83歳ってことじゃん。

ありえなーい

誕生日を迎えたばかりの父が、真剣に、「自分ももっとがんばらなければ」という気持ちになっていたのが、予期せぬ収穫だった。
なかなか良い日曜日でした。

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September 12, 2006

9.11.2006

あの日から、5年がたちました。

一年前のへたれエントリはこちら。
9.11.2005
二年前のエントリ。
9.11 あの日感じた憤りと悲しさと悔しさと

5周年。ことしも、何も、しなかったなぁ。
各局の特番や特集を一生懸命見ました。
あの時、現場に居合わせた記者は、誰も出てこなかった。
オオモノキャスターが真剣な表情をした方が、視聴者にはリアリティがあるんだろうか。
サラリーマン記者って、そんなもんなんだろうか。
みんな私と同じように、組織の壁や、会社の中の立場や、日々やらなきゃならないことに流されて・・・。
何もできなくなっていったのかなぁ。


テロをどうして防げなかったかを詳細に検証した調査委員会の「9.11リポート」の漫画版が最近、出版されました。
ウェブサイトでも公開されています。
Slate.com, The 9/11 Report
タワーが燃えている絵をクリックすれば、漫画の画面が出てきます。
報告書から抜粋された英語の文章を読むのはそれなりに手間ですが、絵がでかいのでかなり分かりやすい。
9.11リポートが出版されたときは「読まなきゃなぁ」と思ったけど一行も読んでない。でも漫画だから、とりあえず二章目までは読んだ。今度こそは最後まで読んでみます。

安定したお給料をもらいながら、何かこだわりを持ち続けて仕事をするってのは、なかなか難しいものです。与えられた環境で、できることをやるしかない。

それでも、せめて・・・
与えられた環境の中で、せめて、「精一杯」はがんばろう、と、自分に喝を入れるため。
やっぱり、この日、エントリを立てることにしました。

というわけで、ゆびとまの超不定期ブログはまだ生きています。ではでは。

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February 12, 2006

好材料は悪材料より取り上げやすい

これ、株式市場がらみのニュースのことです。経済ネタは全般的にそうです。好材料の方が取材源から出てきやすいということもあるけど、取材する側のマインドも、つい、そっちに傾きがち。いい材料に反応して株価が動くと、そのニュースがさらに他のメディアで取り上げられて、大きくなっていく。メディアとしては、存在感が増す。
ちょっとマッチポンプになりかねない危険性を常にはらんでいます。
(そういえば、社会ネタは正反対ですよね)

で。気になったのは、これまた日経の記事。

2月3日の1面トップ。
大見出しで「業績上方修正相次ぐ」少し小さい字で「主要企業/今期見通し」

2月9日の総合面(3面)。
上方150社 下方120社」少し小さめに「今期見通し修正 明暗くっきり」

3日の記事は、超イケイケな雰囲気がぷんぷんです。「企業の利益上積みは堅調な株式相場を後押しする可能性がある」なんていうけっこう踏み込んだ表現で見出し文を締めくくっています。「うっしゃー、まだまだ株は上がるぞーっ」て言ってるようなもんです。

で、多分、ちゃんと良識あるデスクなり記者なりがいたのでしょう。
9日の記事は、いいニュースに飛びつきがちな自らを諌めるかのようなものでした。
記事によると、8日までに業績見通しを修正した企業は約270社。利益の上方修正は約150社で修正額合計約4400億円、下方修正は約120社で修正額合計約3400億円。
見出し文の締めくくりは「原油高や円安という環境変化だけでなく、経営戦略見直しや価格競争への対応力などが明暗を分けた要因だ」と、冷静な事実関係で結んでいる。
これ、途中集計だし、誰かが意図をもって書いた(書かせた)んだと推測されるんですよ。
きっと3日の記事を軌道修正したんではないか、と。

経済ニュースにかかわることの多い身にとって、なんというか、よい教訓、他山の石、と、すべきお話でした。

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重箱のスミ突っつく系ですが

きょう12日付の日経朝刊2面の風見鶏「政権末期の独り相撲」。皇室典範改正問題で、去年11月に政府の有識者会議がまとめた報告書について大いなる批判を展開しているのですが・・・。

以下、一部引用。
「報告書はまた、『今後、皇室に男子がご誕生になることも含め、様々な状況を考慮したが、現在の社会状況を考慮したとき、中長期的な制度のあり方として、ここで明らかにした結論が最善のものであると判断した』と明記したが、この判断もすでに破綻している。紀子さまご懐妊で国民世論は大きく変化し、典範問題は仕切り直しになった。」
引用終わり。

最後の方のくだりだけど、意味がわかりませーん
破綻しているってどこが破綻してるんだろう?すでにって、いつのこと?新聞のくせして、かなり意味不明瞭だ。
それと、「国民世論は大きく変化」って断じているけど、何をもって変化したって言うんだろう?懐妊の前と後とで世論調査でもしたのかな?少なくとも、私の考えは紀子さまご懐妊の前後で全然変わってません。
いいじゃん、最初に産まれた子を優先したって、ねえ、別に。だって男系の尊さとか言われてもピンと来ないんだもん。おんなじ子供じゃん。ていうか、そうでないと、いまこの瞬間もすくすく育ち続けている愛子さまがかわいそうじゃん。後から産まれた従兄弟とかハトコとかより格下に扱われるなんて、ねぇ。

まあ私の考えはどうでもいいんです。要は、この記事を書いた編集委員さんの論拠はかなり弱いんではないかということを言いたかっただけです。日経新聞って、あんまし思い込みだけとかで書かないところがいいと思っているのに、これじゃあなぁ。もっと論理的にちゃんと詰めてから出してほしいなぁ。「独り相撲」って、記事の内容の方が独り相撲っぽい。

余談ですが、そんな私でも、有識者会議が出した結論は、日本にしてはかなりドラスティックだなぁとは思っていました。これが通ったら長期的には日本社会にかなりの意識変化をもたらすんではないかと期待してたんですが、こんなことになっちゃって。やっぱり無理だったか。

皇太子ご一家、まけるな、がんばれ。

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January 30, 2006

さて  (ライブドアについてのエントリです 後で見ても分かるようにタイトル加筆・2/12)

話題のライブドア。

多少取材に関わって思ったことをつらつら書いてみようかと思ったけど、難しい。

どんな対象だって、一言で言い表すのは難しいんですよね。あったりまえなんだけど。
自分でもまだぜんぜん整理できてない。そんなに詳しくないし。
でも、いっこ特番つくってそれが終わったので、今の時点の感想を残しておこうかな、とふと思い立ったのでした。

堀江前社長(放送上は容疑者と呼んでいる)と直接会う機会があったのは一度だけ。朝、眠そうだった。出演直前の打ち合わせ。聞いているんだかいないんだか。なんというか、経営者というよりは芸能人を相手にするような感じだったかも。(そんなに多くの芸能人を相手にしたことはないのですが)
本番は、やっぱり反応がはやかったかなぁ。いくつか反ホリエ的材料を用意したんだけど、それに対する反論、やっぱりうまい。あの傲慢なキャラで、でもどこか説得力ある答えが返ってくる。
あと記憶に残ってるのは、礼儀正しかったことかな。慇懃無礼なんかではなく、普通に誠実に礼儀正しかった。
ライバルと言われた人に比べれば、イヤミな感じやバカにされた感じは全然なかった。

逮捕されたとたんに虚業だ虚業だ言われてるけど、そうじゃないっていう話を、実際の取引先企業のまともな役職についてる人から聞いた。若くてやる気のある優秀な技術屋が揃っているって。
そういう部門もあったんだなぁ、と。

一方で、かつて買収された会社の元社員が、自分がやっていた事業が放置されてただただ衰えていくという現実を悔しそうに指摘するのも聞いた。

昔のオン・ザ・エッヂは、ITバブルの中、ひたすら地道に地道にホームページ制作をする、技術の会社だったんだそうです。でも裏方の技術の会社って、急成長はなかなか出来ないんだってね。それで儲かる方へ知名度の上がる方へと変質していってしまった。

こんなのみんな知ってる話ばっかりかな。

03年から04年にかけて作り上げた利益を元手に、球団買収というバクチに打って出て、知名度を大幅に上げ、次は放送局買収というバクチに打って出て、これは大成功で1400億円も手に入れて、そのカネをあちこちに張って、スカイプとか、実業やっててネットとも相性の良い上場企業とか、次々と手に入れて、今年こそ、中身を伴う成長ができるかどうかの正念場だった。

それがこんなことになっちゃって。


大株主のフジテレビにとっては、ライブドアを再生させるのが大きな経営課題。
突っ込んでしまった440億円の資本、ライブドアが万が一つぶれて紙切れになってしまったりしたら、440億の損が確定してしまう。となると、資本を突っ込む決定をした今の経営陣が、フジの株主から損害賠償請求されかねない。
事業縮小してでもとりあえず生き延びてくれれば、損は確定しないから、責任も問われない。
だからフジの今の経営陣にとっては、ライブドアを支援するインセンティブは十分にある。
らしい。


つらつら書き連ねました。何のまとまりもない。


ライバルの人について自分が書いた記事を探していたら、ライブドアについて書いてたエントリいくつかあったことに気がついて、読んでみた。
そしたら、すごいこと書いてた。

堀江氏については、「ほんものの革命が起きる直前の、一揆の首謀者で、最後は磔にされちゃうような・・・。歴史に必要不可欠な存在なのではないか」と。

政府に比較的近いスジの取材先に聞いた言葉だったんだけど。これ、去年の2月の話でした。

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November 14, 2005

あらいつのまに政府インターネットテレビ

政府インターネットテレビなるものが始まっていることに今頃気がつきました。とろくてすみません。誰が仕掛けたんだろう。
ちょっと見ようとしたけど、私のマックでは肝心の動画が見られない!!!改善求む!!!できればダウンロードできるようにして国民の財産として公開してほしいですね。
予告ムービーなるプロモビデオは見ました。音楽ダサダサで、すんごいベタなプロモだったけど、まあ政府広報だし、OKなのでしょう。

いずれにせよ、会見などのニュース映像がどんどん公開されていけば、ちょっとヒマとセンスがある人が編集したものの方が、フツーのテレビのニュースよりはるかに面白く分かりやすくなっちゃう。そーゆー人が果たしてカネを稼げるかは分からないけど。
私としては、自分の今の仕事がほんとにつまらなくなった時に、楽しめそうな行き場が増える気がして嬉しかったりするのですが(笑)

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August 26, 2005

知らぬ間にすごいことになっていた

1ヵ月ぶりです。たま〜に見に来て下さる方々、たいへんご無沙汰しております。

自分の仕事が好調で面白くて忙しくてそっちにほんっとに夢中になっているうちに、ブログの世界は選挙で大変なことになっていました。
自民党がブロガーを集めて会見するだって?! by R30さん
知らなかったー!

マジメ系ブログ言論界、ことしに入ってなんとなく低調な感じが勝手にしていましたが、今は選挙で大盛り上がりなんですねー。R30さんのおかげで世耕日記なんて面白いブログも知ることが出来ました(今まで知らなかったのかよおい、って自分で自分に突っ込みを入れてみる)。いかに竹中大臣が今回の総選挙に深く関わっているか、伺い知ることが出来ます。
みなさんご存知でしょうが、世耕議員は、郵政関連法案を採決した参院本会議で、法案の賛成討論に立ちました。インパクトのある、生き生きとした演説ぶりが強く印象に残っている。とにかく結果が気になって中継を片手間でぼーっと見ていたのが、ぐいぐい引き込まれた。自分の言葉で中身のある内容を語ることのできる、いい政治家さんだなぁ、と、感心したのを良く覚えています。
その時の様子に興味のある方は、参議院インターネット議員中継でも参議院会議録でも「8月8日」「本会議」で検索すれば出て来るはずです。(このエントリのいちばん最後に、会議録から、議員の討論内容だけコピペしてしまいました。)

日本では「言葉」の重みが無さ過ぎることが、いろいろな「非効率」を引き起こしているのではないかと常々思っている身としては、発した言葉をかなり高い確率で守り続ける小泉さんの存在はすごく心強い。(彼の思想行動そのものにすべて同意するかどうかは別です、念のため)
「意味ある言葉」や「正確なコミュニケーション」って、同じムラの仲間同士には必要ないんですよね。同じ既得権益を守る人たちには必要ない。自分達の共同体を守りたいという無言の共通認識のもと、共同体の昔ながらの秩序を脅かしそうな存在=他者とは、コミュニケーションしないんです。
往々にして、そういう他者は、昔ながらの秩序の非効率な部分を何とかしようと入って来る。共同体側は、そういう相手にはロジックでは負けてしまうから、意味ある言葉なんか語らない。本能的に、ね。
女性であるというだけでムラの外にいると感じることが時々ある私としては、分かりやすい言葉、行動に裏打ちされる言葉、を発してくれる人がいるだけで、嬉しくなっちゃう。そこにはコミュニケーションの可能性がある。コミュニケーションの先には、既成の秩序の変化の可能性があるんです。新参者は、秩序変化の可能性が無ければ、どんなにやりたいことがあっても、何もできない。私には、試してみたいことがいっぱいある!


・・・そういえば私がブログにハマるきっかけになったエントリ、よく考えたら、1年前の参院選挙がらみでした。
なんとなく、その時のエントリのリンクを下記に貼っときます。懐かしいなぁ。当時の竹中さんが郵政民営化について言っていたことと今言っていることを比べてみるのも面白いかも。
04/7/8新橋街頭演説その1
新橋その2
新橋その3「不良債権問題」
新橋その4「郵政民営化」
新橋その5「年金問題」


以下、2005年8月8日、参院本会議の議事録抜粋。

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July 25, 2005

田原総一朗のオフレコ!

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帰りに駅の本屋をぷらぷらしていたら目にとまった新しい雑誌「田原総一朗責任編集・オフレコ!」
ナベツネ、佐藤優、鈴木宗男、そうそうたるメンツを田原総一朗氏がインタビュー。ナベツネのインタビューなんかは表情や笑い声も擬態・擬音で挿入されているから、なかなか臨場感ある面白い読み物だった。「テレビ的」と形容すればよいのかも。
まだ全部は読んでいないけれど、黙々と晩飯たべながら久々に読みふけってしまった。
既存のメディアへのアンチテーゼという立ち位置は、マジメ系ブロガーにとってはとても馴染みやすくしっくり来るのではないだろうか。780円。払う価値、ありました。

田原さんとは一度だけ間近に接する機会があった。私が永遠の師とあおぐテレビ界の大先輩、二度くらいここでもエントリ立てたけど、その方の葬儀にいらっしゃった。元同僚で、「テレビ屋」として互いに尊敬し合う間柄だったようだ。二人とも超の上に超がつく多忙で、それこそ新幹線待ちの十分間を使って情報交換・近況報告し合ったりしていると、師匠に聞いたことがある。
亡くなった師匠には何となく可愛がってもらっていたもんだから、田原さんには何となく勝手に親近感を抱いている。田原さんは誰がなんと言おうと、とんでもなくモノスゴいテレビ屋さん。誰かが、田原さんのことを、「プロデューサーを演じるキャスター」と称していたことがあった。あの人はプロデューサーにはなりきれなかったんだ、と。それを画面上で演じたのが、新鮮だったんだ、と。

以上。


※8/6 5:40 追伸
最近ブログからしばらくご無沙汰してましたが、ふとガ島通信さんのところに久々に行ってみたら、田原総一朗さんの「オフレコ!」に触れていたので、TBさせて頂きました。ガ島さん、お元気ですか?

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June 13, 2005

近況〜年金から音楽そして

すっかりブログサーフィンからもご無沙汰してます。公私ともにいろいろありまして、何も整理がつかないので、何となくブログに向かう気もしなかった。

久々にミズタマのチチさん(どうでもいいですが、いっつもミズマタのチチと間違えそうになる)のところを読みに行ったら、asahi.comの記事が紹介されていました。最近ほんとに鈍くて、こーゆーことに気づくのが遅いです。面目ない。
公的年金タスクフォースに何となく漠然と関わっている身としては、なんというかなんともいえないですが、あれだけ熱心に真剣に取り組んでいたチチさんのエントリには物静かな凄みを感じました。しかし朝日の記事はあらゆる意味で当然の帰結で、何と言うかとにかく我らは我らが出来ることを引き続きやってみてはどうだろうか・・・不真面目で無責任な言い方でチチさんには本当に申し訳ないですが。
一方、McDMasterさんがさっそくそのタスクフォースのサイトに冷静な記事をアップ。さすがですね。

近況その2。最近クラシック音楽に凝っています。もともとクラシックのピアノを長く習っていたこともあり、それなりに親近感はあったのですが、まあ早い話が気の合う男友達がCD貸してくれたりコンサートによく誘ってくれるようになったりしたことがけっこう大きい。その友達(長年、彼女と同棲中)んちでちょっと弾いたらウケが良くて、またがんばろうという気になったりして。
でその友達が貸してくれた漫画「のだめカンタービレ」がすんごくおもしろい!

少しでも音楽に興味がある人、クラシック知らなくても楽しめます。これはかなりおすすめ。もう12巻まで出ている人気コミックで、何を今さら、ではありますが・・・

音楽っていうのは、微妙にすさんでるプライベートをいやしてくれるんですよねぇ、これがまた。年とったのかなぁ。

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May 19, 2005

役得でヨーヨー・マの生演奏を間近で見ました

レコードデビュー25周年を記念して来日中の世界的に有名なチェリスト、ヨーヨー・マが記者会見を開きました。
用もないのに名刺一つでこーゆーものを見ることが出来るのは、ホントに役得です。たまたま時間が空いたので、直接自分の仕事とは関係ないのに、行ってきました。あの有名な江川紹子さんもいたのにビックリ。彼女、相当ツウのクラシックファンみたいでした。
そして主役のヨーヨー・マ。記者のありがちな質問に対し、何と言うか精神的に一段高いステージから哲学的な答えが返ってくる、というような会見でした。ほんの一瞬ですが自分も視野が広がってステージいっこアップしたような気がした。本当に一流の人ってやっぱりすごいんですね。以下、趣味で会見をおこしました。ヒマがあったらいずれ和訳します。


2005/5/18 レコードデビュー25周年 ヨーヨー・マ来日記者会見 @ホテル・オークラ

First of all, if I could thank everybody for coming today, I just found out yesterday from my manager Toshio Watanabe that this is my 25th trip to Japan. I’d like to thank ladys and gentlemen of the press for being here today but also the music loving public for having come to concerts for all of these years.
Coming to Japan is always very special for me, not only are the audiences incredibly intense and focused, the halls are beautiful, the food is great, but most of all, I love this country.
I love this country because I’ve learned so many things about its culture, and I have met so many people that have guided me into the culture, so that I feel that over the last 25 years, I have received yet another university education.
So as I am entering my 50th year, which I share with my brother Mr. Suzuki who spoke earlier on, are you still here?, I wanted to, okay, happy birthday brother… I wanted to start by playing Bach, music that I started with when I was 5,4 years old. To go back maybe for the 3rd time to reinvestigate this wonderful music because it has so much spiritual content, and it’s music for contemplation, of appreciation, and there is no better place for me to think of starting that this tour in Japan.
So thank you.
Q質疑応答。・・・これまでの25周年を振り返ってみていかがでしょうか。またこれからの活動についてもお聞かせください。
(笑いながら時計を見る)I have 25 seconds, right?
I will try as quickly as possible. I think that, in 25 years of recording, resulting just now in the Cantabile album but also the NHK series, I think I cannot have done any of this without the full support of Sony Classical to which I am very very greateful.
25 years is maybe one biological generation, but its 50 computer generations.
Within Sony Classical, there have been a number of heads. Every single one and the team have always been encouraging in terms of pushing the boundaries to try to support and to explore music that exists all around.
For me, there is no separation between tradition and innovation, because I feel that every tradition is actually the successful and sustained invention.
So for example, Japanese melodies, one of the first recordings that Sony asked me to make, I was introduced to one of the best composer in Japan Michio Mamiya, who did the arrangement, I was introduced to the Shakuhachi for the first time, an instrument I love, which made me continue to want to explore where does the Shakuhachi come from. Why, where, what are the roots of this music, for what purpose does it serve, and I think these led to eventually 20 years later to the beginning of the Silk Road project.
So, I can go on and on, Isaac Stern, who was a great teacher, who basically understood the last century and the century before, I was able to record with him.
I made recordings with my good friend Emmanuel Ax, the pianist, we did explorations of music with Bobby McFaren, the singer, fiddling music, which led me to explore baroque music with Tony Cockmann, on and on. Argentinian, Brazilian music. You know, it just goes on. And I think all of these fit into the idea of world classical music. That’s interrelated.
In terms of plans for this next year, very briefly, I’m gonna play Bach suites, and explore that in other places, in America, at Carnegie Hall, in Europe, in China, which is one part of the year.
Another part of the year, I’m very excited that the Silk Road project has made a 5 year collaborations with 2 institutions. The first is the Rhodes Island School of Design. It’s creative art school. And the 2nd is Harvard University.
So on the one hand, we’re trying to think about how to develop things with the creative intensity of an art school, and on the other hand, we’re trying to understand and learn from the depth and breadth of a great educational institution.
And the last part is that, I’m coming back to Japan next June with one of my favorite musicians David Zinman who is a great teacher of mine. He’s conducting the Tone Hammer Orchestra and we’re just going to have a lot of fun making music. I’m sorry I spoke too long.

J Wave DJ チェロとはどんな存在?恋人?表現者、代弁者?どんな関係?
That’s a very interesting question. I think cello for me is a means of exploration. I think it’s an instrument. So I don’t think of the cello that has the ideal sound of cello-ness. But rather, some people say that the cello can really refer to the range of the human voice spectrum. From soprano to bass. So I think thru the instrument I hope to express the voices of other people who have either exist now or in the past, who may be near or far away.
What I’m still working on is that when I’m sitting on a plane with the cello next to me, is that the cello gets a free drink. But that hasn’t happened yet.

NHKディレクター ヨーヨーマさんにとってシルクロードの魅力とは。また、その魅力をどう音楽に反映していったか。
I think one of the things that we are all concerned about today is that, how we’re going to share the world’s resources and treasures with an increasing population.
I think, music is one of the best ways to code our inner lives. To code, to describe what happens on the inside.
So if I know what you love what is precious to you, and you know what is precious to me, and if we meet, we will start a better conversation.
So with the increasing capability of communication, you may be my neighbor next door or you may be my neighbor far away, but there is a good chance that we will actually meet. And I think we want to make sure that when we meet, we have the best conversation possible.
So in the next 25 years, we will have 2 more billion people. And many of those people will be coming from the Silk Road regions.
And I think what NHK has done, which is so remarkable, is that they’ve committed huge talent and resources to making this very very large series in order to understand how the land and the people interact culturally how they not only existed in the past which is always interesting, but also how this is going to play itself out in the future. And we only need to look at the news to realize how important it is to understand this. And to be able to do that in a cultural way, I think is, one of the important ways of achieving this kind of good conversation.
So congratulations to NHK.

Q東京FMラブ・ジ・アース。もし何百年も先の未来の子供たちに向けて、何かの形で何らかの方法で、一極だけ、いま地上にある音楽を一曲だけ送り伝えることができるとしたら、何を選びますか。そしてその曲を、未来の子供たちに、どんな時に聴いてほしいと思われますか。
Like a time capsule, right?
I think the best music is the music that people make themselves, that is understood by the people that are around, that can best describe what they most need to feel and to be comforted by.
I’m a father, I have two children, my wife says the best thing we can do as parents is to give our children tools to deal with the world that we’re not going to be able to see.
So if we leave enough clues on how you think today or how we think as a group today, maybe if they need to find out, that’s made available. But it’s their choices and their tools because they have to make the world make sense during that generation. And the best thing that we can do is just to leave a little trail of evidence so that they can find out what they need to.
I hope that answers your question.

Q江川昭子 バッハを聞いたが、5年前の演奏とずいぶん変わったように思える。バッハの解釈を変えたのか。
You heard earlier on the beginning of the enchantment CD. There is a voice of Ali Mccarfin singing. He is always singing the music of Ajabaja, Mugam music. He is always in a state of transcendence.
What I’ve learned from the last 5 years is, one, there is an infinite variety of possible human expression and invention.
But the goals are pretty much always the same.
We all want to feel somehow at various moments together. It’s part of a community.
We want to feel understood. We want to be curious, but not scared. I think these five years have taught me many many things, but I think the most important is that, if you can’t change the world around you, you can change your own mind.
So if your mind has the right attitude for that piece of music, nothing can go wrong.
So you get just a momentary point of freedom.

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